散歩

昨日なんとなく気の向くままにいろんな家を眺めながら散歩していると、外の二階のベランダに洗濯物と思われる長袖シャツを半分だけ外側に干している(半分は家の中にあって二階の窓に挟まってるように見える)家があった。不思議に思って、半分は既に乾いていて残り半分を干しているのか、半分だけ乾かすことによって抜群に仕上がりが良くなるのか、とかいろいろ思いを巡らせた。なかなかしっくりくる答えが見つからないなか、いつの間にか私は、勝手に半分だけ見えている長袖シャツの向こう側には、当然もう半分の長袖シャツが存在していると思っていたことに気がついた。人間は自分の都合の良い解釈で物事を考えてしまう。なんて浅はかだったのだ。ばかばかばか、私のばか。そう、この長袖シャツは元から半分しか存在しなかったのではないか!ってそんなばかなー。わー。なんだーこれー。